クリート位置の見直し(初めての位置決めとしても使えます)

垂直に 走行テクニック
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少し前のトレーニングの際に現地にて大まかにクリート位置を見直してみましたが、その結果が良好なため、他のシューズ含めてクリート位置を見直しました。
ちなみにトレーニングの記事はこちら
https://cycle-tv.com/post-1615

適正位置のマーキング

まず今回のクリート位置の見直し方法として、BiCYCLE CLUB7月号を参考にしました。ただしBiCYCLE CLUBの方法ではやりにくいと思われる部分があるので、独自の方法を加えました

まずは足裏の力が掛かる場所を探します雑誌では青竹踏を使っていましたが、そんなものは一般の家には置いていないので丁度良い高さの物を探しました。
いくつか踏んでみて556のスプレー缶が割と良い高さであるため、それを利用しました。

このように踵を缶に乗せて、足裏で一番体重が掛かるポイントにマジックで印を付けます。
力のかかるところ
※缶に体重が乗ると回って滑るので、軽く乗せている程度にします。

同様に小指側もマジックにて印を付けます。
小指側

次に養生テープを折り畳んだ物を印の上に重ねます(ここから独自の方法です)。
折り畳んだテープ
※細くて高さが出る物なら何でも構いません。養生テープだともう少し高さがあった方が、後の確認が分かりやすいかもしれません。ただし、幅が増えないように。

折り畳んだテープがずれないように、上から養生テープで貼り付けます。小指側も同様に行います。
上からテープで固定

普段ライドの際に使用しているソックスを履きます。
ソックスを履く
テープがずれないように左右を引っ張りながら少しづつ履くと良いでしょう。

シューズ側にマーキング

普段のようにシューズを履き(締め付けは軽くで良い)、折り畳んだテープの出っ張りを探します。
位置を探す
※出っ張りを高めに作っておくと分かりやすいです。ただし、幅が広いと位置が曖昧になります。

出っ張り位置が分かりにくい時は、下記のように山と思われる所を前から後ろまでグリっと押し変えると山が存在するか何となく分かります。
グリグリ①
グリグリ②
※このSPDシューズの方が厚みがあるため位置が分かりにくかったですね。

位置が決まったら養生テープを細く切った物でマーキングします
マーキング

この時、テープが底面に対して垂直になるように注意していください。指で確認した位置が緑矢印ですが、実際にクリート位置を調整するときは青矢印の位置が有効になります。
垂直に

小指側も同様に行います。
小指側も同様に

左右のシューズを並べて同じ位置にシールします。私の場合は左右差がない事がわかっているので簡易にこのようにしましたが、左右差がある方不明な方は逆足もきちんと最初から行った方が良いでしょう。
もう片方にもシール

クリート調整

変更前のクリート位置は下記の通りです。
アーレンキーの位置がマーキングした位置を結んだ線となります。この線が黄色の丸印と重なる位置にクリート位置を調整します。
変更前

このようにきちんと調整できました。
変更後
尚、黄色の丸印を通過すれば、アーレンキーの角度とクリートの角度はずれていて構いません。角度を同じにすると、とんでもなく内股設定になってしまいます。

参考までにSPDシューズ2セットも同様に行いましたので、そのずれ具合を紹介いたします。
まず1セット目ですが、先のトレーニングにて感覚で調整していたためずれはわずかしかありませんでした。
SPD1
わりと感覚調整もばかにならないですね!

2セット目は下記の通り大きくずれていました。
SPD2

調整方法は以上となります。ちなみにここでは前後位置の調整が主となりますので、後日走行時に左右の角度調整を行う予定です。

尚、雑誌では足にマーキングした後に靴のインナーソールを取り出して、ソールに位置をうつしていましたが、その方法だと実際に履いた時と位置がずれると思い今回の方法を取りました。ソックスの厚みなど含めて、私のやり方の方が正確だと思いますがお好きな方法でやってみてください。

人気のビンディングペダル

次の投稿にて実走にてクリート位置の微調整を行いました。よかったらそちらもどうぞ。
https://cycle-tv.com/post-1741

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