まだ猛暑中だったため、今回は以前から気になっていた箱根の早川沿いの遊歩道(堂ヶ島渓谷遊歩道)を軽く散策してくることを計画しました。
それだけだと大した内容もなさそうなので、別に美味しい水が湧き出ているスポットにも寄ってみることにしました。
ところがそれらがこんなにもハードになるとは全く予想していませんでした。
今回もロードバイク1号機にて、下記ルートで行ってきました。
https://www.strava.com/activities/3985276335
給水ポイントが地獄
時間とともに暑くなっていく中、湘南海岸を飛ばしていたところ前方に見えたグループが歩道へ移動していきました。
この先で右折するのかとみていたところ、どうやら違いました。
この先の相模川にかかる大きな橋が上り勾配であるため、それを避けたようでした。
たしかに初心者が居たようなので賢明な判断です。
湘南海岸を走りきると日影にて休憩としました。
海岸線では高速走行してきたのですが、暑かった事よりも湿度が高くてキツかった。
小田原近くで重装備のランドナーが手前の原付に話しかけていました。
「左のミラーが緩んでおかしな向きになって危険だよ」と教えていました。
ただその原付はウインカーも出さずに左折していたので、ミラーが正常でも見ていないだろうと想像でき、せっかく教えていたおじさんの好意も生かせないだろう事が残念でした。
今日は箱根湯本を過ぎてずっと上っていくのですが、湯本駅前にいくらか観光客が戻ってきていました。
ただ人気店には人が集中しているので、密になっているのがちょっと心配です。
この日はあまり調子よく上れなく無理して速度を上げていたため、オーバーペースで中盤くらいから厳しい状態になっていました。
何とか給水のための寄り道ポイントまでやってきたのですが、何やら怪しげなドーナツ舗装が現れました。
ここまでオーバーワークだったに、更に過酷な試練が待ち構えていました。
それも短距離ではなく、「おいおいどこまで続くんだよ!」とぼやきが出るほどです。
住宅が現れやっと上りきったかと安心していたところ、またもや左にドーナツ舗装が見えます。
曲がり切って見上げたとたん、「マジかぁ~」と声にならない声を発していました。
何度となく足付きを考えたのですが、何とか耐え抜いて上りきることができました。
上りきったところにある観光客用の駐車場の片隅に
仙元の泉という湧き水場があります。
まずは頭から水をかけて、顔を洗って一息つけました。
いや~この時間が至福の時間でした。
ただただまったりとしていたところ、アブが膝にとまって噛んでくるではないですか!
びっくりして逃げ出すも、しばらく追ってこられて駐車場で走り回ってしまいました。
堂ヶ島渓谷遊歩道
遊歩道への曲がり口を通り過ぎて、先にあるコンビニにておにぎりと飲み物を購入。
コンビニ近くの堂ヶ島渓谷入口の看板を下っていきます。
ここから先は階段なのですが、手前は傾斜面のため自転車を安定して停車する場所がありません。
そのため、自転車を担いで少しだけ階段を下りることをおすすめします。
すると最初の曲がり角のところに安定して駐輪することができます。
このように運び出さないといけない場所に置くことで、盗難のリスクも軽減できます。
さて、ここからは徒歩での観光となりますが、まず少し下ったところに謎の支柱が現れます。
階段の先は滑りやすい苔の道が細く続いています。
なかなか秘境感があってよいと思っていたところ、急に工事用の壁が雰囲気を壊します。
どうやら東電の水力発電か何かの工事らしいのですが、進捗している気配がありません。
遊歩道の案内表示は出ていますが、何故か早川渓谷遊歩道となっていて堂ヶ島渓谷遊歩道だと思っていると混乱します。
やっと川までたどり着きました。
自転車を置いた場所から10分ほどで下ってきました。
川の流れはとても澄んでいて涼しそうです。
橋を渡るとすぐに上流へ続く道があるのですが、少し進んでおかしいと感じます。
道が細く険しく、とても遊歩道のイメージではありません。
その後もずっと上りが続く、結構ハードなトレッキングコースです。
どうやら川沿いに道が作れなく、上から大回りして川沿いに戻るコースのようです。
下って川が近づいてきたころ、水力発電のためなのか東電の施設が現れます。
更に進むと別な施設の金網前にちょっとした広場に椅子がありました。
そこを過ぎると遊歩道のような道が現れるので、もしかしたらこの部分のみを遊歩道と言っているのかもしれません。
遊歩道の途中で何故か足場の悪い崖下へ迂回させられました。
反対側まで行ってみてわかったのですが一部がけ崩れが起きていました。
崩れた土砂や樹木の撤去はできそうでしたが、崖の修復がとても大変そうなので迂回路を整備したようでした。
上流の橋が見えてきましたが、この橋が結構揺れるのでちょっとドキドキします。
橋からは人工物ですが、ナイヤガラの滝のような流れをみることができます。
ちなみに下流の橋からここまでが23分ほどでした。
その後、さきほどの土砂崩れ迂回路から川の大岩に乗り、購入したおにぎりをいただきました。
休憩後は来た道を戻ったわけですが、橋と橋とを結ぶトレッキングコースでは誰一人としてすれ違いませんでした。
国道から川までの階段では数組の人達に出会ったのですが、ハードなトレッキングコースに行く人はあまりいないようです(行っても面白みはありませんから)。
もし興味ある人がいましたら、上流の入口から入って舗装されている遊歩道だけ楽しむ事をおすすめします。
帰路
実は行きの給水ポイントにしていた場所の近くに、もう一か所寄りたいところがありました(行きはきつくて見逃しました)。
それは姫の水と言われる湧き水で、何と個人宅の庭から湧き出ています。
石碑の後ろに噴き出しているのがわかるでしょうか?
個人宅なのでことわってから水を汲んでください。
それにしても噴水のように湧き上がっているのも珍しい。
味を比較してみると、姫の水の方が若干美味しさを感じました。
箱根ですっかり体力を使い果たして湘南海岸をだらだらと流していたところ、当然のことながら抜かしていく者が現れました。
おかげで、こちらのスイッチも入ってそこからは速度を上げて走りきることができました。
さすがに追いつけるほど体力は残っていませんでしたが、だらだら走るよりずっと楽に走れました。
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