現在ロードバイク3号機のDi2ですが、自動でフロントギアが切り替わるシンクロモードを使用しています。
リヤがどのギアまで来たら前後ギアを切り替えるかは事前に設定しておく事が可能なんですが、これまでは変速スピードを重視しても設定していました(詳しくは以前の説明を参照ください)。
ただこれで走っていると気になる点も出てきました。
変速のスピード感はよいのですが、フロントギアが切り替わった時(同時にリヤも替わる)にギア比の変化が不自然なんです。
下記が前回までの設定だったのですが、

フロントが50→34に切り替わる際にギア比が1.85→1.42になります。
もしフロントを切り替えないでシフトダウンした場合は1.85→1.62となるため、それに比べると変化量が大きすぎることになります。
同様にフロントが34→50になる場合も2.00→2.38の変化ですが、これも2.00→2.27に比べると変化量が大きいことになります。
そこで今度は変化量が自然になるようにすると赤矢印のようになります。

これでギア比の不自然さは解決しますが、今度はフロントが切り替わるタイミングでリヤギアの変速回数が増えることでのもたつきがどうなるか気になりました。
実走行で確認してみたところ、フロント50→34に切り替わる際はリヤが1段→2段に増えただけなのでたいした違和感はありませんでした。
次にフロント34→50に切り替わる際はリヤが2段→3段に増えるため多少待つための間が生じます。
変速段数を少なくして変速の速さを優先する(前回まで)か、ギア比の自然さを優先するか迷いましたが最終的にはギア比を優先することにしました。
というのも高回転(80rpm以上)で回していれば変速数が増えても短時間で変速し終え、もたつきが少ないと分かったためです。
あらためて考えてみると機械式の時にはこのような細かな事は気にせずフロントの切り替えタイミングもバラバラでしたし、それに合わせてリヤを2段戻すだけとすごく曖昧なことをやっていたなぁと気づきました。
Di2って必要なの?って今でも疑問点はありますが、こういう事に気づかせてくれる利点があることは確かです。
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