現在ロードバイク1号機のオーバーホールを実施していて、ついでに前々からやろうと思っていたコラムカットを行うことにしました。
過去にアルミコラムはパイプカッターでカットしたことがあるのですが、カーボン製のコラムは初めてです。
本来なら用意するものとして①カーボン用ノコギリ ②ソーガイド(まっすぐ切るためのガイド)が必要となります。
ただ私は
丁寧にやれば大丈夫でしょう!
と①100均の金属用ノコギリ ②コラムスペーサーでやってみることにしました。

後で泣いても知らんぞニャ~
まずはカットする位置にセロハンテープを巻いて、コラムスペーサーをカット位置に合わせてテープで固定しました。

セロハンテープはカット時にカーボン表面から繊維が出てこないようにするための保険です。
すぐにカットし始めてもよかったのですが、念には念を入れてカット部にカッターで切り込みをいれました。

切り込みを入れることで表面の繊維がめくれ上がるのを防ぐ効果を期待しての作業です。
さて、ここからはちょっと有害なカーボン粉が出るので野外に移動して、マスクを装着して準備に入りました。

今回使ったノコギリなんですが100均クオリティのためか手前側だけ歯が左右に蛇行していない(切れ味としては劣る)ため、あえてその部分を重点的に使ってカットすることにしました。
コラムスペーサーをガイドにしながらノコギリで切っていくのですが、まともにギコギコと切ろうとしたらカーボンの繊維がめくれあがってバリバリになってしまいます。

そこで歯の当たりが弱い押し方向にだけ軽く力を入れて、引く際には一切力を入れずに軽~く軽~く削っていくような力加減で作業を行いました。

どこか1か所だけ貫通してしまうとそこから内側の面にバリが出やすくなるため、全体が均一に削れるように慎重に慎重におこないました。
そうして内側に到達した際は一層やさしく切り込んでいったため、切り終えるのに45分もかかってしまいました。

おかげでササクレはもちろんのこと、バリもほとんど出ることなく切り終えることができました。
ちなに周りの白くなっている部分はコラムスペーサーが擦れたものです。
最後にエッジ部分を軽くヤスリがけして出来上がりです。

どうですか、ほぼ完ぺきな仕上がりではないでしょうか?
時間はかかりましたが、100円ノコと手持ちの用品だけでここまで綺麗にカットできました。
今回のオーバーホールではいくつか難しいポイントがあるのですが、そのうちの1つがうまくいったのでこの調子で進めたいと思います。
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