ロードバイク1号機のブレーキシューがだいぶ減ってきていたのですが、まだリミットラインまで到達していなかったので使い続けていました。
しかしながらゴムの劣化のためかリヤブレーキの効きが悪く、調整や表面研磨では改善しなかったため新しいブレーキシューに交換する事にしました。
ブレーキシューは少し前から準備してありました。
初めて使用するBBB製のカーボンブレーキシューです。
評判が良さそうだったので一度使ってみる事にしました。
まず問題のリヤブレーキですが、下記のように使用リミットまでは達していません。
ちなみにこのブレーキはエアロロード専用設計のダイレクトブレーキで構造的にはVブレーキと同じような作りとなっています。
シューを取り外してみると分かるように、斜めに削れてリミットまでの厚みがシューの左右で倍以上違っています。
Vブレーキ方式のため取り付け時の上側ばかりが先に削れてしまいます。
まずはブレーキシューを付け替えるだけなので簡単です。
しかしながら付け替えたら終わりではなく、いくつか調整が必要となります。
まずは①の固定を外して、②の部分のネジで左右のアームの開く力を最弱にします。
なぜ最弱にするかと言えば、強く広がるようにしておくと中のバネ板が変形して効かなくなるためできるだけ弱くしておきたいのです。
次に①をシューが厚くなった分を見越して適切なところで固定し直します。
ここでブレーキレバーを一度動かして見ると、左右のアームは最弱にしているため広がりません。
そこで最低限広がるところまでネジを締めこみ、さらに左右のシューが同じタイミングで動くよう微調整します。
最後にブレーキレバーを引いたまま③のネジを緩めて、軽くブレーキレバーを緩めてから引き直して③のネジを締めこみます。
③の作業は意味が無いように思われますが、これを行うことでシューがリム面に対して接触する角度が自然と微調整されブレーキ鳴りなどを抑える効果があります。
実際には①と②は何度も微調整をしながらブレーキレバーを引いたり戻したりを繰り返してフィーリング的にも満足する位置を探りました。
これでブレーキシュー交換は終了です。
ただ、ライド前には近所で実走をして微調整や不都合が無いかのチェックは行うつもりです。
後日ブレーキシューのフィーリングをお伝えします。
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