新型コロナの影響で外出も難しくなってきたので、技術的にやってきて分かった事をお伝えしていきたいと思います。
まず最初は、初心者がヒルクライムでおちいりやすい事について考えてみました。
初心者がやりがちなペダリング
峠などに行き初めて間もないころは、どうして良いのかも分からずにガムシャラに漕いでいたと思います。
私は当初平地メインで、少し走れるようになったので峠に行ってもそこそこできるものと思っていました。
しかしながら斜面では平地のようには行かない事が多々起きて、他のサイクリストに全くついて行くことができませんでした。
最初のうちは速い人達を見て「こいつらどんだけ鍛えているんだ!」と思っていましたが、脚力以前に技術的にできていない事が沢山あることに気が付いていませんでした。
まず根本的にダメだったのが、斜面で負荷があるとペダリングが途切れ途切れになることです。
当時の様子を再現してみましたが、こんな感じだったと思います。
踏み込むことが精いっぱいで、回転ムラが起き、非常に効率の悪い走りとなっています。
1周の中の出力値が変化することで抵抗も多くなり、無駄に疲労してしまいます。
改善したペダリング
このようになる原因は、斜面の負荷に対抗するため踏み込む事に集中してしまい、そこで終わってしまっていることにあります。
正しくは踏み込みが終わる部分でオーバーラップして、下死点でのすり足に移り、引き足へとつないでいかなくてはなりません。
ならば回転させることを意識すれば良いかと言えば、平地とは違って回転だけでは斜面負荷に対抗できません。
そのため、踏み込み→すり足→引き足を連動させて行う必要があります(他にもありますがまずはシンプルに)。
先ほどと同様に動画にしてみました。
※細かい事ですが、ビンディングではなくバンドを使っているため、引き足時に若干足首を使ってしまっています。
単に回転させているように見えますが、踏み込み→脚荷重利用→すり足→引き足と切り替えています。
ただ理解したとしてもすぐにできることではないので、無意識に行えるくらいになるまで意識して走ることが必要です。
実際にこれらが行えるようになるための意識付けや練習方法は今後触れていきたいと思いますが、大事なのは常に意識して少しでも改善し続ける事です。
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